第49回日本顔面神経学術集会とリハビリテーション技術講習会に参加しました

第49回日本顔面神経学術集会とリハビリテーション技術講習会に参加させていただきました。(2026年6月17日〜19日)

今回すごく考えさせられたのは「根拠」についてでした。

鍼灸師として目の前の患者さんが良くなっていく経過を見ていると「鍼治療をしたことで良い回復につながったのでは」と思うことが多々あります。

と言いますか、そうなることを目的として鍼治療をさせていただいていますし、患者さんも同じ思いだと思います。

でもそれは、鍼治療をしなかった未来とは比較ができないことだったりします。

だからこそ「鍼治療で改善した」という”可能性”を”明確に”伝えるためには、それを支える根拠が必要なんだなと改めて感じました。

根拠を積み上げるためには、

①医師やリハビリ職の先生方と共通の言語(評価法やリハビリテーションのフローなど)を持つこと

②ガイドラインや現在わかっている医学的な考え方の中での鍼治療を考えること

③客観的な数値で変化を示すこと


そんな視点が欠かせないのだと発表を通じて理解できました。

実は、鍼灸にはさまざまな流派や考え方があり、医師のように統一された標準治療というものがありません。

(教科書的な、という文脈でしたらありますが、個々の鍼灸師や鍼灸院が自由選択しているというのが実情です)

その点が懐が深くて面白い点ではあります。

一方で、効果を客観的に示したり、共通の言葉で医療者同士が連携したりするためには、まだまだ積み重ねが必要な分野でもあります。

そういった背景に考えを及ばせながら、結局は『患者さんの利益に自分が貢献できることってなんだろう?』という視点に立ち戻るのです。

そもそも、医師やリハビリ職の方々が中心として構成されている学会の発表において「鍼治療」という分類があること自体、先達の鍼灸師の方々の努力あってのことだと思います。

それに対して、本当にありがたいことだと感謝するとともに、まずは自分にできることから日々の臨床の積み重ねをやっていきたいと思います。

早急に準備して工夫したいと頭に思い浮かんでいることがいくつもあります。それだけでも大きな収穫だと感じています。



そして何より印象的だったのは、顔面神経麻痺の患者さんに少しでも本来の笑顔を取り戻してもらいたいと、本気で試行錯誤している先生方が本当にたくさんいらっしゃったことです。

医師、リハビリ職の方々(理学療法士、作業療法士、看護師など)、鍼灸師など。

それそれの職域は異なれど、目指しているところは同じなのだと、たくさんの勇気と元気をいただいた学会でした。

講習会と学会参加にあたり、3日間お休みをいただき患者さんにはご迷惑をおかけして大変恐縮です。

学んだことを日々の臨床に還元できるよう、また明日から患者さんと向き合っていきたいと思います!

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会場ではお世話になっている先生方、10年以上ぶりにお会いした方、共通の鍼灸師のつながりのある方、ご著書を拝読したことのある方々など、楽しい交流もたくさんできました♪


皆さま、ありがとうございました!

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