日本鍼灸師会主催のリスクマネジメント研修を受講しました
日本鍼灸師会主催のリスクマネジメント研修を受講しました。

前半では賠償責任保険や事故発生時の対応について、後半では実際に報告された有害事象や事故について学び、安全について改めて考える機会となりました。
正直なところ、後半(有害事象や事故)の内容にはかなりの衝撃を受けました。
そもそもを考えると、鍼灸施術とは「鍼やお灸で身体に刺激を加え、その刺激に対する身体の反応を利用する行為」です。
ですから、施術後に小さな出血やあざ(内出血)ができたり、刺したときに軽い痛みや重だるさを感じたりすることは比較的よくみられる反応だったりします。
これらは深刻に心配するものではないのですが、やはり、当然、起こらないに越したことはありません。そのためできるだけ少なくできるよう日々注意をしています。
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一方で、今回の研修で改めて考えさせられたのは、「防ぐことができる可能性のある重大な事故」についてです。
「施術に伴って起こり得る反応」と「重大な事故」は分けて考える必要があるのではないかと感じました。
なぜなら重大な事故の中には、解剖学の知識や衛生管理、施術方法(使用する鍼やお灸の種類、電気を使うかどうかなど)の選択によってリスクを大きく減らせるものがあるからです。
つまり、安全性は施術者の知識や判断に大きく左右されるということです。
だからこそ安全について学び続けることは施術者として大切な責任なんだと改めて感じました。
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当院の取り組みについていくつかご紹介すると、施術前に起こり得る反応についてご説明し、同意をいただいた上での施術としています。
施術後も注意事項をお伝えし、必要に応じて血圧の測定や、その日の体調、既往歴なども確認しています。
また、施術においては「必要な刺激は慎重に加える。そして必要以上の刺激は加えない」というやり方を大切にしています。
これは刺激の強さだけでなく、施術する部位や方法も含め、一人ひとりの体格や体調に合わせて慎重に判断する、という意味です。
こういった考えから当院では、必要以上に深く鍼を刺すことや、多数の鍼を使用すること、太すぎる鍼を使用すること、熱すぎるお灸は使用していません。
もちろん、これらの施術がすべて危険だと言いたいわけではなく、適切な知識と技術のもとで行われている施術も多くあると思います。
当院では安全性に対する考え方から採用していないというだけのことです。
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私は、「効果を求めること」と同じくらい、あるいはそれ以上に、「安全であること」を大切にしたいと考えています。
これからも安全を何より大切にしながら、一人ひとりの患者さんと真摯に向き合って、ていねいに施術を積み重ねていきたいと思います。
安心して施術を受けていただけるよう、ご不安なことや気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。

