症例:【軽度の突発性難聴】早期の鍼灸併用で聴力回復、再発予防で継続治療中

軽度の突発性難聴を発症後、早期に耳鼻科治療と鍼灸治療を併用した結果、短期間で聴力が回復。

再発予防のために継続治療を選択されたケースをご紹介します。

患者さま情報

50代 女性 (東京都)

発症から来院までの流れ

左耳の聞こえにくさを感じ、耳鼻咽喉科を受診したところ「軽度の突発性難聴」と診断されました。

同時に、耳の詰まり感と「ボー」という低い耳鳴りも感じていました。

耳鼻科での処方薬を服用しながら、早期に鍼治療も開始することを決められ、当院へ来院されました。

当院での施術のポイント

施術のポイントは、主に以下の2点としました。

首肩こりの改善:
内耳への血流を促進するため、耳の症状に関連しやすい首や肩の筋肉の緊張を和らげるアプローチを行いました。

神経系の鎮静:
不安などにより高ぶりがちな神経を落ち着かせ、リラックスできる状態に導くことを目指しました。

具体的には、手足のツボを中心に鍼施術を行い、患者さまが深くリラックスして呼吸ができるように心がけました。

経過

2回目の施術後: 耳鼻科で聴力検査を受けたところ、聴力が正常レベルまで回復していることが確認されました。

この時点で施術終了とすることも可能でしたが、患者さまご自身の「安心のために」というご希望があり、再発防止を兼ねて月1回ペースでの継続治療を続けられています。

定期的に身体の状態をチェックすることで、耳のトラブルを未然に防ぐことを目指しています。

考察・まとめ

今回の症例は、軽度の突発性難聴に対し、早期に耳鼻咽喉科での治療と当院での鍼灸治療を並行して開始できたことが、短期間での聴力回復に大きく貢献したと考えられます。

早期対応がいかに重要であるかを改めて示すケースです。

また、症状が改善した後も、「安心のため」そして「再発防止」を目的として継続治療を選択された点は特筆すべきです。

突発性難聴は再発することもあり、日頃の疲労やストレスが蓄積しやすい方にとっては、定期的な身体のメンテナンスが耳の健康維持に繋がると考えられます。

首肩こりの解消と全身のリラックスを促す当院のアプローチが、耳の症状改善だけでなく、患者さまの精神的な安心感にも繋がったことを示唆する症例です。

 

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