症例:【コロナ後遺症(上咽頭炎)】2回の施術で感染前に近い状態に戻り「特に困っていることはない」状態まで回復

●患者さま

60代  男性 東京都

●発症から来院までの経緯

2023年8月に新型コロナウイルス感染。

その後、痰が絡み喘息のような症状が出る。コロナ後遺症の状態だと考えて10月に病院を受診。”上咽頭炎”と診断を受ける。Bスポット治療(EAT治療)を開始する。多少の効果があったものの、特に朝起きたときに痰が落ちて肺に入って絡む感じ、倦怠感は変わらない。

Bスポット以外の改善法を求めて鍼灸治療に辿り着いた。当院は首肩こりと上咽頭炎の関係性をホームページに記載していることから受診された。

●施術のポイント

  • 上咽頭炎の改善を目指して首肩こりを徹底的に取る 
  • 呼吸を楽にするために胸まわりの緊張をゆるめる

この2点がポイント。

首肩こりは「全部です」と仰るくらいの状態。その中でも後頭部、首の横、肩の上のラインを重視した。手のツボや足のツボを使って施術した。

「痰が肺に入って絡む感じ」は呼吸の苦しさを生む。そもそも上咽頭炎によって粘膜が腫れて狭くなっているため空気の通りが悪い。その状態が数ヶ月続いたことで胸まわりがガッチリと硬くなっていた。肘、手のツボを使ってゆるめていった。

 

●経過

初回後、痰がおさまって来た。肩こりも軽くなった感じがある。

2回目の後、痰も依然として軽減。コロナ感染前に近い状態に戻り「特に困ることはない」とのこと。施術終了とした。

 

コロナ後遺症についてはこちら

上咽頭炎についてはこちら

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