症例:【副鼻腔炎(ちくのう症)】顔面の痛み、頭痛の改善例
●患者さま
40代 女性 東京都
●発症から来院までの経緯
10年以上前から”副鼻腔炎”(ちくのう症)を繰り返している。
月1回以上は肩がこるところから始まり、鼻の奥、顔が痛み、激しい頭痛がする。
鎮痛剤を飲んで治るときもあったが、徐々に効かなくなっていた。
耳鼻咽喉科で治療を受けるものの悪化している状態で怖さを感じていた。
耳鼻科疾患の専門であることから当院の鍼灸治療を選択。来院に至った。
●施術のポイント
- 肩こりの解消
- 炎症を鎮める
この2点が治療ポイント。
肩こりはさまざまな理由で起こる。
長時間の座りっぱなしによるお尻や太もものが押しつぶされること、PCやスマホでの目の使いすぎ、手の疲れなど。これらを解消するツボを状況に合わせて使い分けていった。
炎症を鎮めることに関しては、首こりを取って炎症の熱を軽減させ、お腹の調子を整えることを行なった。
繰り返す副鼻腔炎には必ず最初のきっかけがある。それが”肩こり”。
毎日当たり前にしていることが肩こりにつながる。長時間のPC作業、重い荷物を持ち歩くライフスタイルなど。知らず知らずのうちに体に負担をかけ、肩こりが起きやすい状態を作り上げている。
患者さん自身がその点に気づき、見直すことも治していくために必要なこと。
最初のきっかけを消し、”副鼻腔炎”が出てくる最悪の状態まで行かないようにするのが鍼灸治療の役目である。
●経過
施術開始して数回で月1回以上出ていた副鼻腔炎の症状が徐々に出なくなっていった。
半年以上出なくなる頃には通院ペースは月1回~1ヶ月半に1回程度になった。肩こりを感じている場合は、先手を打って解消することで”副鼻腔炎”の激しい症状にまで行ってしまうのを予防。今はほとんど症状が出ずに過ごせている。
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