症例:【耳鳴り(ピー)】生活環境が変わったことにより発症・2回の施術で出なくなった
●患者さま
30代 男性 東京都
●発症から来院までの経緯
引越しによって生活環境が変わったことをきっかけに発症。
シビアな仕事と時間に追われ勤務時間も増加。
一気にストレスが溜まり、突然に数日続く耳鳴り(ピー)が起こった。すぐに耳鼻咽喉科を受診。幸いなことに聴力の低下はなかった。
数年前に突発性難聴から耳鳴りが起こったことはあったが、投薬と繰り返しの鍼灸治療で落ち着いていた。
その後、ストレス、寝不足、肩こりが重なると、まれに耳鳴りが起こることはあったが短時間(数秒〜数十秒)で収まっていた。継続してメンテナンス治療を行なっていた当院に来院された。
●施術のポイント
ストレス反応(首肩こり、横隔膜の緊張)を取り除く
今回のような生活環境の変化による不調の場合はこれが最優先。
生活環境が変わることは大きなストレスになる(仮にご本人にとって好ましい変化も、好ましくない変化も”身体的にはストレスが掛かっている”と捉える)。
自覚以上に神経が興奮し睡眠の質が下がる可能性がある。
すると疲労が抜けずに蓄積。結果、耳の不調を引き起こすことにつながる。
呼吸を深くして首肩こりの緊張を取る、同時に自律神経の乱れを整えるツボ複数の鍼をした。
手足の冷え解消のために温めることも行なった。
●経過
計2回の施術(2週間の通院ペース)で耳鳴りの状態は落ち着いた。
その間、耳鳴りは起こってない。患者さんが生活環境にも慣れてペースを掴んだことも大きい。状態の維持安定のために1ヶ月後の来院を予定して、経過を見ることとした。
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