【寒暖差アレルギー】見分け方と効果的なセルフケア

10月に入り急に寒い日も出てきましたね!

季節の変わり目、特に秋は「寒暖差アレルギー」が起こりやすい季節です。

この記事では寒暖差アレルギーの症状や原因、そして鍼灸を含めた対策について詳しく解説します。

読んでいただくことで安心して季節の変わり目を過ごせるようになります!

目次

寒暖差アレルギーってなに?

寒暖差アレルギーとは、医学的に「血管運動性鼻炎」と呼ばれます。

急激な気温変化によって自律神経が乱れ、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの症状が出ることを指しています。

温度差が刺激になって鼻の粘膜の血管が広がり、粘膜が腫れ・・・さまざまな困った症状が出るということです。

症状が出やすいのはこんなとき!

気温差が激しい(7℃以上)と症状が出やすいと言われています。

例えば・・・

⚫︎外は日差しがポカポカ暖かいけど室内はひんやり

⚫︎昼間は暑いくらいだったのに、日が落ちたら急に涼しくなった

⚫︎昨日は暖かいけど、今日は急激に気温が低下

 

また、ささいな日常の行動をきっかけに症状が出る方もいらっしゃいます

⚫︎お風呂に入ろうと服を脱いだら体が冷えた

⚫︎ドライヤーをしないで濡れた髪を放置してたら体が冷えた

⚫︎布団から出たら急に体が冷えた

ですので、ちょっとした時間でも油断しないことが大切です!

寒暖差アレルギーの症状

寒暖差アレルギーのときはこんな症状が出てきます。

⚫︎水っぽくてサラサラした鼻水

⚫︎鼻づまり

⚫︎くしゃみ

⚫︎鼻のムズムズ

⚫︎咳

⚫︎頭痛

⚫︎蕁麻疹

⚫︎食欲減退

⚫︎だるさ

※基本的に、目のかゆみ、発熱は起こらないとされています。

「季節の変わり目ってなんとなく調子悪いな〜」「疲れてるのかな〜」と思ったら寒暖差が原因だった・・・

ということもあるかもしれませんね!

寒暖差アレルギー・アレルギー性鼻炎・風邪の見分け方

寒暖差アレルギー・アレルギー性鼻炎・風邪。

この3つは似たような症状を持つため見分けが難しいことがありますが、ポイントを押さえることで見分けることができます。

寒暖差アレルギーアレルギー性鼻炎風邪
鼻水水っぽくてサラサラ透明〜黄色黄色っぽい、粘り気あり
くしゃみ一時的に続くことありアレルゲンがある期間は続く数日続く〜次第に解消される
出ないほとんど出ない微熱(38℃)が多い
目のかゆみ出ないあるない
だるさ出る場合もあり悪化すると出ることありあり
原因急激な寒暖差アレルゲン(花粉やハウスダスト)ウイルスによる感染

⚫︎ポイント

※寒暖差アレルギーの場合、鼻の症状だけでない(だるさが出ることあり!)熱は出ない鼻水は水っぽくてサラサラ

寒暖差アレルギーになりやすい人

自律神経のバランスが乱れている人がなりやすいと考えられています。

鼻の粘膜の血管がギュッと縮んだり、広がる反応は自律神経でコントロールされています。

自律神経が乱れている人はコントロールがうまくいかず、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの鼻炎の症状が表れやすくなるのです。

「アレルギーを抑える薬を飲んでるのに効かなくて・・・」

というお話を患者さんから聞くことがあります。

これは寒暖差アレルギーと言うのはアレルゲン(花粉やハウスダストなど)がなく、体がコントロールの効かない反応を起こしているためと言えるでしょう。あくまでも自律神経の反応なのです。

寒暖差アレルギーにセルフケアで使いたいツボ3つ

施術でもよく使うツボを3つご紹介します!

①外関(がいかん)

手首の外側、シワのできる部分の中央から肘に向かって指3本分のところにあります。

ちょうど腕時計の文字盤が当たるところをイメージしてください。

ちなみに金属製の腕時計をつけている方は冷えていることがよくあります。

いつも使っている腕時計・・・大丈夫ですか?

②三陰交(さんいんこう)

内くるぶしの高いところから膝に向かって指4本分のところ。

押すと鈍い痛みがあったり、へこんでいたりします。

特に冷え性気味の女性にオススメ!

③陶道(とうどう)

首を前に倒したときに出てくるポコっとした背骨の一つ下のところ。

首の真後ろではなく、ちょっと下のイメージです。

風邪の引き始めにゾクゾクする場所でもあります。

無防備に冷気にさらされやすい場所なのですが、ストールやマフラーを使えば簡単に温めることができるので場所を覚えておくと良いでしょう。

 

寒暖差アレルギーは急激な温度変化(温かくなる、もしくは冷える)によって引き起こされます。

ツボを押すのも良いですが、オススメは「温めること」

お灸、ドライヤー、レンジでチンして使える温めグッズでもOK。

簡単にさっとツボを温めてセルフケアをしてみましょう♪

日常生活でできる予防策

寒暖差アレルギーを予防するには体への温度差をできるだけ小さくすることが大切です!

⚫︎服装を工夫する

⚫︎カーディガン、ストールを持ち歩く

⚫︎屋外を歩くときのために首元をスカーフやマフラーで守る

⚫︎マスクをつけて冷たい空気を鼻から取り込まないようにする

⚫︎手袋、長めの靴下にして手首と足首を守る

⚫︎部屋の温度管理

⚫︎エアコンや暖房を使う際は、一定の温度を保つよう心がける

⚫︎その他

⚫︎タバコの煙や排気ガス、香料などの化学物質を避ける

⚫︎ストレスをためないようにする

⚫︎適度な有酸素運動や筋トレをする

まとめ

「寒暖差アレルギー」のややこしいところが、アレルギーと付いてはいるけどアレルゲン(花粉やハウスダストなど)はないということ。

「アレルギー検査をしたけど何も反応はなかった…それなのに症状は出る!」

「しかも季節の変わり目にいつも体調が崩れる…」

こんな方は「寒暖差アレルギー」を疑ってみると良いかもしれません。

すぐにできる予防策や対処法もたくさんありますのでぜひ試してみてください。

季節の変わり目を快適に過ごしましょう♪

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