第48回 日本顔面神経学会 in秋田👹🌾参加してきました!

8月7日から8日にかけて、秋田で開催された第48回 日本顔面神経学会に参加してきました!

東京駅から新幹線で約4時間。

正直言って遠い道のりではありましたがが、とても楽しみにして行ってきました。

秋田駅では迫力ある「なまはげ」がお出迎えしてくれて、旅の疲れも吹き飛びました〜。

1日目:リハビリテーション技術講習会

1日目はリハビリテーション技術講習会に参加しました。

これは今後、リハビリテーション指導士(患者さんの日常生活における注意点や運動訓練の方法を指導します)の資格取得を目指す上で必須のステップ。

まだ必要要件を満たすのに時間はかかりますが、良いご報告ができるように頑張りたいと思ってます!

講習会では顔面神経麻痺に関する知識を深めるだけでなく、リハビリの現場で何が行われているのかを学ぶことができました。

ちなみに、当院へお見えになる顔面神経麻痺の患者さんはもれなく病院を経由されています。

鍼灸院だけで完結することはあり得ません。

病院を経由されていない方には病院受診を強くお勧めしますし「自己判断は大変危険だ」というスタンスをお伝えしています。

顔面神経麻痺になった場合、速やかに病院で適切なタイミングでの治療を受け、鍼灸施術も並行して受ける。

この病院と鍼灸院の連携こそが、患者さんにとって最も良い流れなのだと改めて感じました。

良い流れのためには、病院でどんな治療が行われているのか、発症時期や症状、背景によってどのような判断がされるのか、何が最新なのかを知っておく必要があります。

「鍼灸師は鍼灸だけできればいい」という考えでは、患者さんの真のニーズに応えることはできないと思うのです。

また、医師などの病院側から見ると、鍼灸はまだまだ「未知の領域」である現状も分かりました。

だからこそ鍼灸師側が積極的にこのような学会に参加し、医療現場に歩み寄っていくことが非常に大切だと強く感じています。

2日目:シンポジウムと一般演題

2日目はシンポジウムと一般演題を聞かせていただきました。

顔面神経麻痺になると「顔のこわばり」「重たさ」「共同運動」といった辛い後遺症が出ることがあります。

シンプルに「治療しました。はい、治った!」といかない場合が多々あるのが、この病気の難しいところです。

難しい病気だからこそ、それぞれの分野ごとに独立してしまうのではなく垣根を超えて連携することが必要ですし、一層求められているのだと思います。

耳鼻咽喉科の医師、形成外科、リハビリテーション職の方々(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護師)、そして鍼灸師。

立場は違えど、患者さんの笑顔を取り戻してほしい思いは一つなんだと、よくよく分かりました。

まとめ

今回の日本顔面神経学会はとても有意義な時間でしたし、こういった機会を作れることが本当にありがたいなと感じた2日間でした。

得られた新しい知識と技術を日々の臨床で活かすこと、多職種同士で連携する重要性と課題を知り、鍼灸の情報を困っている方にもっと届ける努力をする必要があると痛感しているところです。

院を一日お休みにさせていただきましたが、快く「行ってきてくださいね〜」と言っていただいた患者さんには感謝、感謝です。

顔面神経麻痺で悩んでいらっしゃる皆さまにより質の高いサポートをご提供できるようにこれからも研鑽を積んでまいります!

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