【8~11月に症状】秋の花粉症が辛い!効果的な対策法を知ってますか?
花粉症といえば春のイメージがありますが、実は秋も花粉症に悩まされる人が多い季節ということをご存知でしょうか?
いわゆる「秋の花粉症」。
このタイプは8~11月にかけて症状が出るので、今まさに注意が必要な時期になります。
秋の花粉症は主に、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの雑草が原因。
飛散量のピークは9月なのですが、関東ではブタクサ花粉が12月頃まで飛散することもあるので気が抜けません。
この記事では、この時期を快適に過ごすために知っておいてほしい秋花粉症の特徴、対策、見分け方についてお伝えします!
秋の花粉症の特徴
秋の花粉症はこんな特徴があります。
- 症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ・充血、頭痛など、春の花粉症と同じ
- 花粉の粒子が小さいため、気管まで入り込んでぜんそくのような症状を引き起こす場合がある
- ハウスダストも増える季節なので症状悪化を防ぐためにこちらも注意が必要
- 乾燥、寒暖差が強くなる時期なので鼻炎になりやすい
- 季節柄、風邪と間違えやすい
春の花粉症がある方は秋も症状が出やすいと言われています。
春と環境が異なるため、注意すべきこと(ハウスダスト、乾燥、寒暖差、風邪との判別)が出て来るのが厄介なのですが、覚えておけば対処ができるでしょう。
秋の花粉症の対策
秋花粉は春のスギ・ヒノキ花粉を比べて飛散距離が短く、数十メートル程度と言われています。
そのため、雑草を見分けて多く生えているところには行かない、近づかないという対策が有効です。
犬の散歩、ランニング、散歩などをされる方は注意しましょう!
そのほかに春の花粉症と同様に以下のことも有効な対策になります。
- マスク、メガネを着用する
- 外出後はしっかりと花粉を洗い流す
- 室内の空気に気をつける(空気清浄機、加湿器の使用)
- 暴飲暴食を避けて腸内環境を整える
- 冷え対策(首の後ろ、手首など)をする
秋の花粉症の原因の植物・見分け方
秋の花粉症は、主にブタクサ、カムナグラ、ヨモギなどの植物が原因となります。
身近なところに生える植物なので目にしたこともあるかもしれません。
イメージしやすくなるように特徴をとらえたイラストを載せます。
花の有無、葉っぱの形に注目すると見分けやすいので覚えておきましょう!
⚫︎ブタクサ→小さくて黄色い花が細長く連なって穂を作る
⚫︎カナムグラ→ザラザラした感じの葉っぱが5枚、ツルになっている
⚫︎ヨモギ→羽みたいにギザギザした葉っぱ
それぞれの植物の詳しい特徴と写真を以下に載せます。
ブタクサ
- 花粉症の原因として最も多い植物
- 道端や河原、公園などでよく見られる
- 草丈は1~2mで、茎は軟毛に覆われている
- 夏の終わりごろから秋にかけて、2mmほどの黄色い花を無数に咲かせる
※ブタクサと見た目が似ている「セイタカアワダチソウ」
黄色い花が先端に咲くところが2つとも似ています。
見分けるためには”葉っぱ”に注目です!
⚫︎ブタクサ→葉がギザギザでヒラヒラしている
⚫︎セイタカアワダチソウ→笹の葉のような形をしている
ヨモギ
- 道端や荒れ地に多く見られる
- 多年草
- 夏には1メートル前後の草丈になる
- 9月から10月頃、茎の中・上部に茶色い花をびっしりと咲かせる
ヨモギ花粉症とお灸について
ヨモギによる花粉症の方は「お灸をやっても大丈夫?」と心配があるかもしれません。
結論から言うと避けていただいた方が良いです。
お灸はヨモギ(葉っぱの裏側の線毛)から作られて「もぐさ」に火をつけてツボを温めます。
一方でヨモギによる花粉症は花粉を体内に吸い込んだときに起こります。お灸の製造過程で花粉は限りなく残らないと思われますが、万が一を避けた方が良いでしょう。
カナムグラ
- 日当たりのよい乾燥した荒れ地、家の庭、道端、畑の周り、空き地、河川敷などに生える
- つる草
- 雌花は小さなホップを連想させる形をしている
- 風に乗って飛散するため、屋内にいても症状が現れることがある
最後に
秋の花粉症は春と同じようにしっかりと対策を取ることで、症状の苦痛をやわらげることができます。
まずは見分けられるようになることです。
夏の暑さが落ち着いて外出が楽しくなる季節ですので快適に過ごせたら良いですよね。
秋花粉の特徴を頭に入れて乗り切りましょう!
辛い症状にお困りでしたらぜひご相談ください。
花粉症について詳しくはこちらをどうぞ