新型コロナウイルス感染と顔面神経麻痺
感染症分野の権威のある学術誌「Clinical Microbiology and Infection」最新号に掲載された内容をご紹介します。
https://s.japanese.joins.com/JArticle/308893?sectcode=400&servcode=400
「新型コロナウイルス感染症が顔面神経麻痺の危険性を高める」というものです。要点は2つあります。
◻︎新型コロナウイルス感染で顔面神経麻痺の発生リスクが上がる(24%)
◻︎ワクチンを打っていないとリスクが上がる(84%)
これまでも新型コロナウイルス感染から顔面神経麻痺発症を訴える患者さんの施術を担当してきました。感染者が増えるとともにご相談も増えています。
ご本人は「麻痺になった原因はコロナ以外、考えられない」とおっしゃるものの、私としては因果関係に確信がなかったので「そういうこともあるのかもしれない…」という返答、認識でした。
今回、学術誌に掲載されたことで、新型コロナウイルス感染と顔面神経麻痺のリスクが明らかになりました。顔面神経麻痺で苦しむ方が今よりも減るよう、今後さらなる研究が進むことを願っています。