「寝ようとすると鼻がつまって寝つけない」ツボ押しセルフケアをご紹介
秋が深まると「寝ようとすると鼻がつまって寝つけない」というご相談がぐっと増えます。
すでに10月に入り、そういったそういったご相談がチラホラ出てきました🍂
日中は平気なのに、いざ眠ろうとすると鼻の通りが悪くなる。寝付けない。
口呼吸で無理やり寝るから朝起きたときに喉がガラガラ、痛い…など。
これが続くのは辛いですよね。
実はこれ、空気の変化と体のリズムが重なって起きやすい、この季節ならではの現象だったりします。
「寝ようとすると鼻がつまって寝つけない」現象が起こる理由と対処法(ツボ押しのセルフケア)をご紹介します!
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秋は空気が冷たく乾く季節です。
鼻の中の粘膜は入ってくる空気の温度や湿度にとても敏感なので、冷たく乾いた空気に触れると守りの反応として膨らみやすくなります。
さらに一日の疲れが出るのが夜。
自律神経が「おやすみモード(副交感神経優位)」に切り替わる時間帯は、鼻の内側が充血しやすく、少しの刺激でも詰まった感覚が強まりやすいです。
その状況に加えて、横になる姿勢も鼻がつまる原因になります。
頭の位置が下がることで鼻の粘膜に血が集まりやすくなり、片側だけ詰まったりするからです。
さらに!
ダメ押しで、寝室のホコリや寝具に潜むダニ、ペットの毛などのアレルゲンが夜間にだけ刺激として働くことも、夜寝るときの鼻づまりを後押しします。
悪条件が「これでもか!」ってくらい揃っていることがお分かりいただけたでしょうか。
それでおすすめしたいのが、顔まわりのやさしいツボ刺激で鼻の通りを助けてあげることです。
お布団の中でできる、指先だけのセルフケアをご紹介します。
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⚫︎使うツボ
- 印堂(いんどう):左右の眉のちょうど真ん中
- 迎香(げいこう):小鼻の外側、鼻の溝のいちばん深いところ
- 巨髎(こりょう):黒目の真下と小鼻の高さが交わるところ

顔の力みを抜いて5秒そっと当てる→5秒離すを3回(※こすらない・強く押さない!)繰り返します。
実際の施術でもこのツボは細い鍼や刺さない鍼を用いてよく使うのですが、すぐに鼻の通りが良くなってスッキリすることも多いです。
施術していて思うのは、鼻づまりは“強く何かをする”よりも、“そっと条件を整える”ほうが通りやすくなるということです。
強い刺激を与えるのではなく、的確に刺激が伝われば十分変化につながってくれる可能性が高いですす。
お困りのときはぜひ試してみてください!
