バイオリニストの葉加瀬太郎さんが顔面神経麻痺(ラムゼイハント症候群)と診断されたことを公表されました

バイオリニストの葉加瀬太郎さんが顔面神経麻痺(ラムゼイハント症候群)と診断されたことを公表されました。

記事にはコンサートツアーを控えており、安静にするのが一番ではあるものの、待っている方のためにツアーを行うこと。

顔の左半分以外は元気いっぱいですとのコメントが書かれてありました。

多くの顔面神経麻痺の患者さんと接してきた立場として今回のニュースは衝撃的でした。

 

著名な方が顔面神経麻痺(ラムゼイハント症候群)を診断されたこと。

顔面神経麻痺の中でも重症になりやすいと言われているラムゼイハント症候群であること。

ツアーを中止する判断はしなかったこと。

「顔の左半分以外は元気いっぱいです」とコメントしてらっしゃること、などです。

 

葉加瀬太郎さんのポジティブさ、本当にすごいな…と思いました。

 

それだけでなく私は別のことが気になりました。

このニュースを知ってすぐに𝕏(旧Twitter)へポストを投稿させていただきました。

同じ顔面神経麻痺で悩まれてらっしゃる方の中にはこの記事を読んだことで、

「自分も顔面神経麻痺だけど仕事、学校、家のことを休んでていいの?」

「顔の半分以外は元気いっぱい”ではない”自分はおかしいの?」

そんな風に考えて複雑な気持ちになったり、ご自身を責めてしまう方もいらっしゃるのではと思いました。

 

ポストにも書かせていただいた通り、麻痺の程度は人それぞれです。

程度が軽く、日常生活を送りながら回復を目指す方もいらっしゃいますし、めまい、難聴を伴い、顔半分以外は元気いっぱいができない場合も多々あります。

なにより顔面神経麻痺は心にも大きなダメージを与えるものですから、人と比べて落ち込んでしまうこともあるのではないかと思います。

今必要な休みを取っている方はどうかご自身を責めないでくださいね。

しっかりと休息を取るのは大事なことです

 

顔面神経麻痺というのは一般的にはあまり馴染みのない病気ですから、まわりの方も顔面神経麻痺で困っている方を責めることのないよう願うばかりです。

 

顔面神経麻痺で困ってる方が皆さま一日でも早く回復されますように。

顔面神経麻痺について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ

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