コロナ後遺症– Long COVID –

具合が悪そうな女性
  • とにかく疲れる、だるい
  • 少し動いただけで呼吸が苦しい
  • 筋肉の痛みがなかなか取れない
  • 頭がぼーっとしてしまう
  • 集中力がなくなって仕事にならない
  • しっかり眠ることができず辛い
  • めまいが急に出ることがある
  • 味覚、嗅覚がおかしい、わからない
  • Bスポット療法(EAT)の他にできることを探している

コロナ後遺症との向き合い方

そら鍼灸院では、コロナ後遺症を一つの原因だけで説明できるものとは考えていません。


症状の現れ方や経過には個人差があり、同じ「コロナ後遺症」という言葉でも、体の状態は人それぞれ異なります。


そのため、「この方法を行えば必ず良くなる」と断定することや、強い刺激で無理に変えようとすることはしていません。


大切にしているのは、今の体がどのような状態にあるのかを丁寧に見極め、回復の妨げになっている要因を少しずつ整えていくことです。


薬以外の選択肢として鍼灸ができるのは、症状そのものを抑え込むことではなく、

・体の緊張
・神経の過敏さ
・自律神経の乱れ

といった背景に目を向け、体が本来持っている回復力が働きやすい環境を整えることです。

すぐに大きな変化が出ない場合もありますが、無理をせず、その方のペースに合わせて関わることを重視しています。

「本当に良くなるの?」
「今さらでも大丈夫?」と不安な方へ

コロナ後遺症は症状や経過に個人差が大きく、これまでにいろいろな治療や対処を試してこられた方も少なくありません。


そのため、「これ以上何をしても変わらないのでは」「今さら始めても遅いのでは」と不安に感じるのは、とても自然なことだと思います。

また、鍼灸に対して

「本当に効果があるのか」
「体に負担はないのか」

と心配される方も多くいらっしゃいます。


そら鍼灸院では、無理に施術をすすめることや、効果を断定することはしていません。


今の状態やお気持ちを大切にしながら施術を進めていきます。

施術を受けている患者とそら鍼灸院院長

なぜ症状が長引きやすいのか?

現在考えられている仕組み

コロナ後遺症は、一つの原因だけで起こるものではなく、いくつかの要因が重なって症状が続くと考えられています。


現在、主に次のような5つのメカニズムが指摘されています。 

  • コロナウイルスの持続感染
  • 腸内の微生物環境の異常
  • 自己免疫機序の誘導(自分の体の細胞を攻撃する抗体が作られる)
  • 微小血栓の形成(細い血管で小さい血栓が作られる)
  • 迷走神経の異常(炎症)


そのため、現れる症状や強さ、回復までの経過には大きな個人差があります。


「症状がなかなか変わらない」「日によってつらさが違う」と感じる方がいるのも、決して珍しいことではありません。


症状が長引いているからといって、回復が望めないという意味ではなく、今の体の状態に合った関わり方を考えていくことが必要なのです。

のどの奥や自律神経が関係している
ケースも

コロナ後遺症の背景として考えられている要因の一つに、のどの奥(上咽頭)や自律神経の影響が関係しているケースがあります。


上咽頭は、呼吸や免疫、自律神経とも関わりの深い場所で、ここに違和感や炎症が残ることで、鼻や喉の不快感だけでなく、全身の不調につながることもあります。


すべての方に当てはまるわけではありませんが、そら鍼灸院では、このような背景も一つの可能性として考えながら、施術をさせていただいています。

上咽頭炎
赤いところが上咽頭です。

複雑な症状に向き合うために、
当院が大切にしていること

そら鍼灸院は、日本病巣疾患研究会(JFIR)に所属し、慢性上咽頭炎や病巣疾患について学び続けています。

医師を含む医療従事者が集まり、症例や考え方を共有する場で得た視点を、日々の施術に取り入れていることが当院の特徴です。


一時的な情報や、鍼灸の考え方に偏るのではなく、医療の現場で積み重ねられてきた知識も踏まえながら、その方の体の状態や経過に合わせて対応するよう、心がけています。


コロナ後遺症は症状が複雑で、同じ経過をたどる方はほとんどいません。


だからこそ、不調の原因を一つに決めつけず、体全体のつながりを見る必要性を日々感じています。


こうした背景から、そら鍼灸院では刺激や進め方にも細心の注意を払い、鍼灸が初めての方にも安心して受けていただけるよう配慮しています。
 

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コロナ後遺症による過敏さが気になる方も
ご安心ください

コロナ後遺症の方の中には、刺激に敏感になったり、少しの変化で疲れやすくなったりと、以前とは体の反応が違うと感じている方も多くいらっしゃいます。

そら鍼灸院では、そのような体の過敏さを前提とした施術を行っています


強い刺激や我慢を伴う施術は行わず、その日の体調や反応を確認しながら、必要最小限の刺激で進めていきます。


「刺激はできるだけ少なくしてほしい」
「まずは様子を見ながら進めたい」


といった不安がある場合も、遠慮なくお伝えください。

ささない鍼を使用した施術も可能です
鼻炎シール鍼
優しいシール鍼


不安が強い状態で、無理に施術を進めることはありません。


その方のペースに合わせた施術で安心していただけることが、回復における欠かせない条件だと考えています。

そら鍼灸院の施術の考え方・内容について

当院では、体に負担をかけすぎないことを最優先にしています。


一度の施術ですべてを変えようとするのではなく、体が受け取りやすい形で、少しずつ整えていくことを目指しています


「その方が良い状態へと定着しやすい」というのが理由です。


施術では、必要に応じて頭や手足などに鍼を用い、体の緊張が少しずつゆるみ、全体のバランスが整っていくように関わっていきます。

患者さんに施術を行う様子


「今日はここまでにした方がよさそう」

「少し間を空けた方がよい」

と判断することも含めて、無理のないペースをご提案しています。

施術では、堀田修先生のご著書『慢性疲労を治す本』でも紹介されている「YNSA(山元式新頭鍼療法)」を取り入れています。

強い刺激で無理に変えに行くのではなく、体の反応を細かく見ながら、ごく軽い刺激で神経の働きを整えていく方法です。


刺激に敏感な方や、今までの施術が辛く感じていた方にも受けていただきやすいのが特徴です。
 

コロナ後遺症と鍼灸


近年、鍼灸治療がコロナ後遺症の一部の症状に対して役立つ可能性があるという研究報告が、国内外で発表されるようになってきました。

特に、疲労感、睡眠の乱れ、自律神経の不調、神経の過敏さといった症状を対象に、改善がみられた例が報告されています。

ただし、すべての方に同じ効果が出るわけではなく、症状の種類や程度によって差があり、現在も検証が進められている段階です。
 

鍼灸はコロナ後遺症に対する「唯一の治療」ではありませんが、症状や体の状態によっては、回復を支える選択肢の一つになり得ると考えられています。


【参考】
COVID-19後遺症に関する鍼灸論文をまとめた解説(全日本鍼灸学会による、症例報告~臨床研究プロトコール紹介)
COVID-19後遺症に鍼灸を適用した症例報告論文(J-STAGE)

 


通院ペース・回復のイメージ

コロナ後遺症や慢性的な不調の場合、回復の過程は一直線ではなく、良い日と辛い日を行き来しながら進むことも少なくありません。

施術を受けたあとにすぐ変化を感じる方もいれば、数日たってから「あれ、少し違うかも」と気づく方、しばらく様子を見ながら少しずつ変化していく方もいらっしゃいます。

通院のペースについては、「この頻度で通わなければいけない」という決まりきったものはありません。

体調や生活状況、通いやすさを考慮しながら、無理のない間隔を一緒に考えていきます。

変化の感じ方やペースに不安がある場合も、その都度お話ししながら進めていきますので、気になることは遠慮なくご相談ください。

矢印

コロナ後遺症から回復された
『患者さんの声』

回復の程度も効果にも個人差がありますが、実際の患者さんの声は今悩んでいる方にとって大きな希望となるものだと思います。

みなさんそれぞれの背景やストーリーを語ってくださっています。

ぜひご自分の状況と似たような声がないか探してみてください。 

矢印

VOICE01

男性のイラスト

持田 様

2年以上、コロナやワクチン後遺症と思われる症状が続き、病院や耳鼻科でBスポット治療、漢方なども試しましたが、はっきりした改善はなく、心身ともに疲れ切って休職しました。


特に「顔に熱がこもる感じ」がつらく、そんな時にホームページで同じ症状について詳しく書かれているのを見て、思い切って受診しました。

理論を交えながら分かりやすく説明してくださり、こちらの話を丁寧に聞いてもらえたことで、「ここなら無理をさせられない」と感じられたのを覚えています。


鍼灸を始めてから少しずつ体調が整い、約2か月後には職場復帰することができました。今はフルタイムで働けています。

体調管理を任せられる場所があると思えるだけで、気持ちがずいぶん楽になりました。

※原文の趣旨を変えない範囲で一部抜粋して掲載しています。
※結果には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。

VOICE02

男性のイラスト

Musashi Kazu様

新型コロナに感染してから、息苦しかったり疲れやすくなるコロナ後遺症に悩んでいました。


耳鼻科でBスポット療法を受けましたが、多少症状は緩和したものの、それ以降は改善しなくなっていました。


上咽頭炎の治療には鍼灸も有効と知り、上咽頭炎の治療が得意なところを探して、当院を見つけました。


初回にはとても丁寧な問診があり、症状等を親身に聞いていただけました。


針の本数は少な目ですが、キーとなるポイントに的確に鍼を打ち、実際にすぐに体が軽くなる感じがありました。


止まっていた症状の改善も進み、感染前に近い状態に戻りました。

※原文の趣旨を変えない範囲で一部抜粋して掲載しています。
※結果には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。

VOICE03

女性のイラスト

AE 様

コロナ罹患後から咳がひどく、1年ほどで咳は治まりましたが、次は呼吸苦がつらい状態でした。


罹患から1年半たっても元通り働ける状態にならず、傷病手当の終了が見えてきた頃に、こちらへ伺いました。


鍼灸は未経験で不安もありましたが、初診で時間をかけて話を聞いてくださり、施術中はウトウトしてしまうほど穏やかな時間でした。


翌朝、罹患前のような「なにも感じず、なんでもできる」状態に近い感覚があり、とても嬉しかったのを覚えています。


通い始めて3か月ほどで通院間隔もあき、仕事にも復帰することができました。


※原文の趣旨を変えない範囲で一部抜粋して掲載しています。
※結果には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。

コロナ後遺症に関するコラム

「今の自分に関係ありそう」
 

そんな視点で、必要な情報を見つけていただけたら嬉しいです。

コロナ後遺症で困っている方に
お伝えしたいこと 

「仕事や学校に戻れて本当に嬉しい!」

「また、前みたいにスポーツを楽しめるようになったんです!」

「友達とランチに行ける日常が戻ってきました!」

そら鍼灸院には、これまで多くの方がそんな喜びの声を届けてくださいました。

後遺症による心身のつらさに加え、「なかなか良くならないのは自分のせいかも」と悩んでしまうこともあるかもしれません。

そんな時、回復への一歩を踏み出すのはとても勇気がいることだと思います。


あなたが当たり前の生活を取り戻せるまで、私がサポートさせていただきます。

一人で悩まず、ぜひご相談ください。

※当院は完全予約制です。
事前にご連絡をお願いいたします。

ご不安な点、お困りごとに関しても
すべてお答えしております。

 
ホームページに記載している症状以外でも
対応可能です。

 

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