お子さんの施術について– Children's treatment –

お子様の患者さんと話すそら鍼灸院院長

当院で専門とする耳鼻科疾患
(小児の顔面神経麻痺や突発性難聴、
上咽頭炎、花粉症など)は
お子さんに症状が出ることもあります。

そのため、当院ではお子さんの施術も
受け入れを行なっています。

このページを読んでくださっている方は、
お子さんをきちんと改善させるには
どうしたら良いんだろう…と悩み、
たくさんの情報をインターネット上で探しながら見つけてくださったことと思います。

多くのお子さんにとって、鍼灸治療は
あまり馴染みのないものです。
こちらのページを通じて

疑問・不安が解消できればと思います。

お子さんの施術に関して
よくある質問

何歳から鍼灸治療を受けられますか?

小学校低学年から受けて頂くことができます(あくまでも目安です)。

ご本人に「身体を良くするために必要なことなんだよ」という理解が(なんとなくでも)できていれば大丈夫です。
万が一、泣いてしまう、騒いでしまうようなことがあっても他の患者さまのご迷惑になることはありません。安心してまずは一度ご相談ください。

子供の鍼と大人の鍼で違いはありますか?

はい、使う鍼に違いがある場合があります。

鍼
ささない鍼(ていしん)
ささない鍼(ていしん)
鼻炎シール鍼
シール鍼

当院ではお子さんの状況に合わせて、鍼・ささない鍼(ていしん)・シール鍼を使い分けることが可能です。

お子さんに抵抗がない場合、基本的には大人と同じ鍼を使います。

ただ、鍼は爪楊枝の先で“チョン”とつつかれたような感覚があったり、その見た目から「怖い」と感じるお子さんもいらっしゃいます。

「怖い」と感じることは身体に緊張を起こし、狙った施術効果を出すことが困難になります。

その場合は「ささない鍼(ていしん)」「シール鍼」を用いることで施術を行い、改善を目指します。

お灸は、施術の最中に動いてしまうと灰がこぼれて火傷の危険があるため、あずきのチカラ(ホットパック)などの温める道具を用いることも可能です。

通常のお灸
通常のお灸
あずきのチカラ(ホットパック)
あずきのチカラ(ホットパック)
鍼は痛くないですか?

当院で用いる鍼は非常に細く(0.14~0.16mm)柔らかいものです。

施術の際は爪楊枝の先で“チョン”とつつかれたような感覚があります。個人の感受性(敏感さ)によってはこの感覚を「痛い」と感じる方はいらっしゃいます。

お身体の改善を目的として当院の施術を受けて頂く以上、何かしらの施術をすることにはなりますが、お子さんの状況に合わせて対応していきますのでご安心ください。

お子さまの施術をする様子
親(大人)が施術に付き添うことはできますか?

はい、可能です。
施術室内は付き添いの大人が1~2名一緒に入って頂く十分なスペースがあります。

保護者の方が付き添って頂くことでお子さんが安心して施術を受けられる場合があります。また「お子さんが1人で受けたい」という場合は保護者の方は待合室でお待ち頂くこともできます。

いずれの場合もお子さんご本人及び、保護者の方のご希望を聞きながら柔軟に対応可能です。

施術室内
きょうだいが一緒に施術する部屋にいても大丈夫ですか?

はい、大丈夫です。

ただ、施術を中断させるようなことがあった場合は待合室でお待ち頂いた方がいいかもしれません(待合室はスタッフがいないため、保護者の方が一緒の方が良いです)。

ご年齢や状況によると思いますので一度ご相談ください。

病院と併用して受けても大丈夫ですか?

はい、大丈夫です。

当院の方針として「急性期は病院での治療は必須」だと考えています。
そのため病院との併用はまったく問題ありません。

病院での治療内容についてもお話頂けますと施術の参考にすることができます。 また突発性難聴・耳鳴りの場合は”聴力検査票(オージオグラム)”をご持参頂くことで聴力の変化を把握できます。
こちらも併せてお知らせください。

オージオグラム(聴力検査表)
聴力検査票(オージオグラム)
通院ペースはどれくらいですか?

症状の程度・経過にもよりますが一般的な目安をお答えいたします。

  • 上咽頭炎・後鼻漏・コロナ後遺症の場合週1~2回
  • 突発性難聴・耳鳴り・顔面神経麻痺の場合週2~3回
  • 花粉症週1~2回

お子さんは発育途中のため、大人と比べて刺激に繊細です。

そのため鍼灸治療のあと、眠気やだるさ、疲れが出る場合があります。その場合は通院ペースを控えめにして様子を見ていきます。

状態が安定してきた、再発防止の目的など場合は、2~3週間に1回、月に1回とペースを伸ばしていくことが多いです。最適な通院ペースをそれぞれ考え個別にお伝えいたします。

鍼治療を毎日受けなくていいんですか?

はい、毎日受ける必要はありません。

「お子さんに早く良くなってほしい」という気持ちから「毎日受けた方がいいならそうしたい」と思われるのは当然で、よくこのご質問を受けることがあります。
ですが、むしろ毎日鍼治療を受けることは刺激過多につながり、狙った効果を出しづらくなる可能性があります。そのため次の鍼治療の間には1~2日は開けるよう、通院ペースのご提案をしています。

鍼治療と同じタイミングで整体やマッサージを受けるのもお控え頂いた方が良いです。詳しくはご相談ください。

子供が泣いてしまった場合、他の患者さんのご迷惑になりますか?

当院は完全予約制のプライベート鍼灸院のため、お子さんが泣いてしまっても他の患者さんにご迷惑になることはありません。

一切気にする必要はありませんのでお子さんが安心して施術を受けることにだけを考えて頂いて大丈夫です。

待合室
子供の前で深刻な話をするのに抵抗があります。配慮してくれますか?

はい、最大限配慮いたします。

例えば、お子さんがお着替えしているときに保護者の方だけとお話をすることもできますし、お時間がない場合はLINEでもご対応可能です。

他の方法をご希望の場合は遠慮なくご相談ください。(申し訳ありませんが電話は設置していないため対応することができません)

スマホで施術のお問い合わせをする女性
施術のために用意するものはありますか?

Tシャツと短パンのご用意をお願い致します。

小学生まではお子さん用の施術着の用意がないため、お手数ですがご自宅からの用意をお願いしております。

頻繁に通院される場合は当院に置いておくこともできますのでご相談ください。 中学生くらいのお子さんであれば大人と同じフリーサイズの施術着のご用意がありますので用意は必要ありません。

施術着
施術を受けたあとに気をつけることはありますか?

いつも以上にしっかりと休むようにしてください。

鍼を受けた当日は長風呂、熱いお湯につかること、激しい運動は避けるようにしていつもよりも早めの就寝を心がけてください。

「施術を休むこと」両方ができて初めて改善に向かうものだとお考えください。

お子さんの施術に対する想い

私の好きな本「子育てハッピーアドバイス」著者、明橋大二先生が「子が宝なら、親もまた宝」という言葉を書いてらっしゃいます。

本当にその通りだと思います。

未来のあるお子さんが苦しんでいる姿は親御さんからすれば大変に辛いものだと思います。

親御さんにとっての良き理解者となり、共にお子さんを支えていけたらと願っています。

一人で悩まずにぜひご相談ください。

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